【インチキ自己啓発】量産型ナンパでは心が満たされないし虚しくなるだけって話
いわゆるナンパ師という存在はネット上にありふれていて、各人がそれぞれのナンパ論を勝手に語っています
例えばツイッターだったり、なかには有料で自身の経験やナンパ論から抽出したエッセンスのような文章を売っている人もいるみたいですが
提供されているノウハウとしては、以下のようなものが多いようです
ナンパを効率的にするには~、ナンパについてきそうな女の見分け方~、ナンパで使うフレーズは~、ファッションはこうした方が成功率が上がるetc.
相手に合わせて言葉を選び、仕草を変えろ
食いついたかどうかはこうやって判断しろ
ナンパをするときにはこう心がけろ
彼らの言っていること自体は、それぞれの語り口は多少違っていても最終的なところでは確率(いかに効率的に、効果的に、簡単に女をゲットできるか)の話です
それは、今までの人生でモテなかった男が、インチキな自己肯定(どうにかこうにか女にモテることができた自分)を演出するための具体的なツールとして提供されているわけですが
ある程度まで(一般人レベルまで)モテることができたあとではそのままでは絶望するしかないんですよね
これらのノウハウの重要なポイントは「場面場面で効果的な(最大公約数的な)な言動を試み続けろ」ということで
そんな事を吹き込まれ続けている男たちは「ああ、ナンパって確率ゲームなんだな」としか思えないんですね結局は
だってそうですよね
相手に合わせてシステマチックに自分を変化させるだけのカメレオン、ナンパのために効率化された機械(=自分)を好きになる程度の女ってどうですか?
何者にもなり得る己の底の浅さ、そこから発生している個性の無さはおそらく自身が一番良くわかっていると思いますが、
そんな男を好きになる女に好かれたところでそれは結局、カメレオンではない私のことを好きになってくれた相手ではないんですね
眼の前で起きていることを冷めた目で見ている自分に気づくと思います
俺は何やってるんだろうと
これは人間関係やらコミュニケーションが生じる場を最適化しようとする試みで、そのまましっぺ返しを食らうわけで
非常に空虚な経験だと思います
考えても見てください
釣り針に餌を付けて釣り堀に投げ込み続けていればそりゃそのうち魚は釣れますよ
その魚がどんな魚かは別として、
要は魚が釣れるまでコスト(時間と金)をかけ続けられるかどうかの話ですよね
本当はノウハウとか全部不要で、単に声をかけ続けていればそれでいいんです
それだけだと味気ない気がするからいろいろと理論武装しようとしている人が多いだけの話で
それ以上でもそれ以下でもないんですね
以上
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恋愛弱者が這い上がった先はまた別の地獄だったってわけなんですが
問題なのはここからです
ある程度絶望し、結局ナンパしてもしなくても一緒じゃないだろうかと
その瞬間が今までの自分のナンパ方法、効率化された量産型のナンパ方法を忘れるチャンスです
上記サイトではナンパを行うにあたって
ネット上には、いくつもナンパ論が転がっているが、そんなもので勉強する必要はない。
「立ち止まらないこと」「嫌そうな顔をされたらすぐ離れること」「斜め後ろから近付いて隣を取り、軽く自然に話しかけること」
これだけ意識すれば十分。
と書いていますがまさにその通りで、むしろそれ以外の知識なんて不要です
そして、今まで延々と私や上記サイトの方やその他諸々の先人が書いてきたことって、ある程度までモテることができた男にとっては「知っていて当然」のことなんですよね
取りた立てて言うほどのことではない、当たり前のこと
それじゃあ、ある程度は女に不自由しなくなった男たちはどうすればいいのか、その先に何を見い出せばいいのかという話になりますが
この部分に答えを見出した人はまだいないように思われます
今後の課題だとして取り組んでいきたいです